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「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち
本 『嫌消費』世代の研究 ~経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち~ 松田久一 著、東洋経済新報社 収入が十分あって、さらに収入が増えても、消費を増やさない傾向が顕著になりはじめている。この場合、然ながら預貯金が増えることになる。「とりあえずは、30歳まで1000万円の蓄えをすればなんとかなる」という声もよく聞く。 このように、収入があっても何らかの嗜好によって消費しない傾向を本書では「嫌消費」現象と呼ぶことにする。(本文より) この本の存在を知ったのは、『若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか』(朝日新書)で、紹介されていたことで知った。 私は、あまりカテゴリー化が好きでない。「若者のホンネ」ではカテゴリー化をしているわけではないけれど、この『「嫌消費」世代の研究』では、統計・数値・分析などを研究の手段として行われていて、そのためにカテゴリー化がなされている。 本書は、世代としてカテゴリーをしており、既に知られている世代名を、改めて知ることになった。 本書に世代の区分として、ヨーロッパは30年ほどで、一世紀で3世代とするらしいが、近代のめまぐるしさと、意識の変化(戦争敗戦、バブル崩壊経済の敗戦と著者は伝えている)などを踏まえ、7つの世代に分けられるそうだ。 ~戦後~ 「焼け跡世代」 戦争を幼児期(1~6歳)で体験 「団塊世代」 終戦時に乳児期(0歳)、あるいは戦後のベビーブームにつながる懐妊期 ~戦争に関係ない世代でバブルを体験した時期~ 「断層世代」 成人期(31歳以上)で体験 「新人類世代」 前成人期(21~30歳)で体験 「団塊ジュニア」青年期(13~20歳)で体験 「バブル後世代」学童期(7~12歳)で体験 「少子化世代」 幼児期(1~6歳)で体験 そして、本書は「バブル後世代」に焦点を当てて、他の世代との比較など多面的に記されていた。 経済の本を読むに至るとは思わなかったが、こんな見方があって、考え方があって、というのが面白かった。あまり関心無かったところだったのだが、割と楽しんで読むことが出来たの、自分でも意外だった。 「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち
by naizaisurupt
| 2013-04-27 10:42
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