かぜのすけ のブログ

[226] 本『狼と香辛料 18 ~Spring Log~』

本『狼と香辛料 18 〜Spring Log〜』
 支倉凍砂 著、メディアワークス、2016年9月初版



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 ロレンスとホロが、ニョッヒラで湯屋を始めて十数年、の話4つ。


 ネタバレありです。


●旅の余白
 湯屋は、冬が一番繁忙期、春が来れば客が遠のき、閑散期となる。その閑散期を湯屋の主人たちが何か客寄せはないかと思案するが、未だにいいアイディアがなかった。寄り合いでそれが話題となり、新参者のロレンスが考えるように頼まれて、自分の湯屋の雇っている人たちを考えると他人事ではないと考える。
 そして、考えた結果。「臨終の別れのひと時・儀式」最期の臨終を設定して、大切な人に言いたかったことを伝えるという儀式。
 ロレンスとホロは、いつかくる別れのことを意識している。それを実際彼らがやってみる。
 ロレンスの案は、ホロには良かったようだ。

●黄金色の記憶
 客が来た。無愛想で、湯屋を転々と泊まり歩いている。何か探っているのでは??? 
 最後に止まった先はロレンス・ホロの湯屋「狼と香辛料亭」。
 ロレンスは、客が来てよかったと思って帰ってほしいと、今までに宿泊した湯屋へ様子を聞きに行く。

●狼と泥まみれの送り狼
 ヒョッヒラは、山奥の温泉宿村だ。食料やなんらかの調達は、町スベェルネル。そこを分岐した山の奥に、温泉宿が建設されるという。そうなると、ヒョッヒラからすればライバル関係になる。
 春になって、町スベェルネルで祭りがおこなわれるのに、ヒョッヒラから物資調達係&祭りの手伝いをする役を持ち回りにやっているが、今年はロレンスの番だった。
 ライバル関係の村の情報も入手したく、両替商の組合長から聞く。そして祭りの手伝いともう一つその祭りに参加することになったロレンス。放たれる羊やウサギを手づかみで捕まえる役割だったが、カラダに自信があるわけもないのに、トップであった。人混みに紛れて、ホロが何やら勝てる手立てをやっていた。
 そこへ、温泉村を作るという若者がやってきた。それは、人ならざる者だった。

●羊皮紙と悪戯書き
 コルは狼と香辛料亭を手伝っている。ホロとロレンスの娘ミューリが、天真爛漫と言うか、無茶娘というか、ホロのような少女に振り回されるコルだった。


 3個目は、ロレンスが往生した後、仲間としての人たちが現れたと思ったのだが、今の段階の人たちに混ざって生きる、ホロは、複雑な気持ちでいて、それを遠ざけようとしていたが、ロレンスが自分がいなくなった時のことも考えようと話しあう。
 そして、事態が悪い方へ転んでいったが、土壇場で綱渡りのような、でっちあげ話を考えつき、それを実行、うまくいく。
 なぜか、ほっとした。
 町長の人ではないミンケも、年を取らないことで苦労をして、時がたつとどこかに身を隠すとのこと。そういったことをしながら人に交じって生きている。ホロもそのうちそれをすることになる。
 苦労するな~~そんなことを思う。



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by naizaisurupt | 2017-12-05 16:08 | [本]のお勧め紹介 | Comments(0)
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