かぜのすけ のブログ

本『夢の守り人』 2017年感想

本『夢の守り人』 上橋菜穂子 著、二木真希子 絵 、偕成社



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守り人シリーズ 第三弾「夢の守り人」
今、明かされる大呪術師トロガイの過去と<花>の夢

人の夢を必要とする異界の<花>が開花のときをむかえた
夢にとらわれた者を救おうとして、逆に魂を奪われ人鬼と化したタンダを
女用心棒バルサはとりもどすことができるのか
~~~本書より~~~




 ネタバレあり。


 放浪の歌い手ローセッタが花の番人に。
 そして、トロガイがまだ、呪術師ではなく農家の娘(トムカ)で結婚して、子どもを産んで暮らしていた過去を持ち、貧しく子を亡くして絶望したことにより、夢に誘われていく。
 出逢い、子が生まれ、その子が歌い手として放浪する旅を続けていく。(ユグノ)

 年月の流れを感じながら、今に戻ってきたけれど、すでに夢にとらわれて、夢にいきたい、現実を見たくない人たちの中に、一の宮がいた。
 そして、タンダの姪カヤ、チャグムさえも夢に魅せられてしまい、とりこまれてしまう。
 
 私は、トロガイとタンダの出会いに興味深く、トロガイ(トムカの時)がノルガイに助けられてサグに戻る辺りの話は面白かった。
 今回は、トロガイがタンダに語る、語ったことをタンダが思い浮かべるといった場面が多かった。


●そのトロガイの言葉(タンダに向けて)で、以下の言葉は全く持ってそのとおりかも、生けるだけで儲けもんと思いつつも、探してる。
~~~
 「…人はね、生きるのに理由を必要とする、ふしぎな生き物なんだよ。
  鳥も獣も虫も、生きていることを思いなやみはしないのにね。ときに、人は、悩んだ末に自分を殺してしまうことさえある。」(本書より)
~~~

 5年前の感想が見つかり、読んでみると、「本の世界ではなく、今の世界に言えることだ」と書いていた^^驚き。
 細かいところとしては記していないが、その内容を言い方を変えて文字表現していた。
 ふふふ・・・。

 今、今は、この世界に没頭したい気持ちもあるのかもしれない。(まさに、夢に魅せられているかも^^;)
 最後のバルサとタンダの会話が、とてもいいな~と思ってしまう。そして、最後に今回からバルサの食べ物について注目したこともあり、ジュルソの実のことがあり、これは風邪の薬という、蝉しぐれの時期に話していて、実を取るのをバルサに手伝ってほしいとタンダが言うと、いいよと話している場面があるが、この、このやりとりを今回一番にしたい気持ち。
 私が読んだのは、偕成社で絵が入っている(二木真希子)、この絵がすごく好き。むっちゃ、いい感じなのです。
 夢の守り人は、シリーズからすれば、目立たないし、正直シリーズから言えば、人気があるわけではありません。TVでもこの本をとりあげていません。けれど、味わい深く、この夢も、いいなと今回読んで思ったのでした。

 来る4/23、夢の守り人の語る会あります↓




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by naizaisurupt | 2017-04-22 00:23 | [本]のお勧め紹介 | Comments(0)
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