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本「風の万里 黎明の空」上下巻 ~十二国記シリーズ~ 小野不由美著
風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) 風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) 初版1994年8月5日(上巻)、1994年9月5日(下巻)。その頃から上下巻共、講談社文庫になっているのだが、新潮文庫も出版しているようです。詳しくは分かりませんが、そんなことがあるのですね。 十二国シリーズでは、4作目。 (1)「月の影 影の海」上下巻、(2)「風の海 迷宮の岸」上下巻、(3)東の海神 西の蒼海」 (1)作目の主人公、陽子が慶国の王になってから逡巡して、忸怩する思いながらも、自ら学び、自らの足を運ぶことにしていくことで、知っていく様が記されていた。その後、王になってからの間違ったことや見えなかったモノが見えてきて、知り合った祥瓊・鈴、他の仲間とともに、行動していく。 その内容は、内乱。つまり、戦争でした。たくさんの血が流されてることが表現されてはいないのですが、比喩されている。そんなのが嫌いな人はお勧めできません。 ただ、陽子の情動が行動の至るところや言葉の表現から見受けられる。状況や背景・環境は極端な世界だが、心の内などが、共感できるではないだろうか。 私自身、鈴と祥瓊と陽子が話している内容は、自分にもあてはまるな~って思うことが多い。 また、陽子に道を説く遠甫という老人と陽子との言葉。深い。 記します。下巻の決着してから、落ち着いて話している会話。私はこのやりとりが好きです。 ~~~~~ 「ときどきわしは、道を説くことよりも、田を耕すこと、(略)のほうがはるかに意義があるように思えることがある。偉そうに人を教えても(この歳でも、道を貫いたつもりでも、迷っている)このざまじゃ。ならば、秋の実りのある農民のほうがはるかに意義のあることをしておる」 「遠甫は民に種を播いてらっしゃるのではないですか」 遠甫は陽子を見上げてくる 「・・・なるほどな」 息を吐いて、遠甫は笑う。 「わしのように長生きしても、まだ迷う。陽子のような若造に諭される。人というものはその程度のものじゃ。」 ~~~~~ 鈴と祥瓊と陽子のやりとりのほうが、わかりやすいことがたくさん書かれている。それは、前後の話の流れから分かる言葉でもあるので、まだ読んでない人で興味のある人は、読んでみてください。 このあたりのやりとりは、アニメでも話されています。 このシリーズ、ティーンに人気があるそうです。たしかに内容は面白いです。 読み進めると、簡単に読めますので、シリーズの一つでも読むと、ファンタジーの世界を楽しめます。 本「風の万里 黎明の空」上下巻 ~十二国記シリーズ~ 小野不由美著 ~~~~~~ (1)「月の影 影の海」上下巻 http://naizaisuru.exblog.jp/19998829 http://naizaisuru.exblog.jp/20197610 (2)「風の海 迷宮の岸」上下巻 http://naizaisuru.exblog.jp/21457254 (3)東の海神 西の蒼海」 http://naizaisuru.exblog.jp/21568357
by naizaisurupt
| 2014-01-29 18:39
| [本]のお勧め紹介
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